イエスキリストの死と復活に立ち会ったというマグダラのマリア。
キリストの足に香油を塗った女性、またキリストが唯一愛した女性という捉え方もされているのはご存知の方も多いと思います。
晩年の30年間、瞑想のために住みついたという、プロヴァンス地方のサントマリー・ド・ラ・メールの山の頂上付近にある「S.BAUME(サント・ボーム)の洞窟」の記念という文字が裏側に刻まれています。
5世紀から中世にかけて、そして現在でもこの場所は人気の巡礼地となっています。
洞窟には祭壇の他マグダラのマリアの聖遺物とされるものが保管されているそうです。
傍らにどくろが刻まれていますが、マグダラのマリアがイエスの死を見届けたゴルゴダの丘の「ゴルゴダ」とは「頭蓋骨・どくろ」の意味。
サント・ボームの洞窟で「死」を瞑想するマグダラのマリアとともに宗教画などでも描かれることの多いモチーフです。
メダイ下部に彫刻家のものと思われるサインが入っています。
真鍮製。大きさは直径1.4cmとなります。(2枚目以降の画像の色が実物に近い色合いです)