初聖体拝領記念の大きなシルバーメダイです。(リングを通す穴の左下に、パリで製造された銀製品を
示す「横向きのイノシシの頭」の刻印あり)
フランス1900年前後、アールヌーヴォー期のとても美しいデザインのメダイです。
中央には、聖杯と聖体を表す丸いホスチア(パンを意味しています)、左側には麦の穂、下には葡萄が刻まれています。
麦の穂はキリストの肉体を表すパンの基、葡萄はキリストの血を意味するワイン(ぶどう酒)の原料ですね。
聖体拝領とは、キリストの体(聖体)を象徴するパン(ホスチア)を食べることでキリストの心と一体になる儀式です。(儀式の時は、丸く平べったい形状でパンを意味するホスチアを使用します)
全体がうっすらと金色がかっているのは、ゴールドプレート(金鍍金)が施されたヴェルメイユのため。(裏面を見ると良く分かります)
表側はさすがに鍍金は薄くなっていますが、金に守られていたことで銀の地金は殆ど磨耗がありません。
聖杯部分のみ金鍍金のシルバーメダイは時々見かけますが、全体に施されているものは滅多に無いと思います。
大きさから言っても当時の高級品だったのでしょう。装飾の美しさや立体感が際立つ素晴らしいメダイだと思います。
メダイは4.3×3cm、リングの大きさは0.6cmとなります。
(もっとも一般的な2cmのメダイと並べてみましたので、大きさの参考にして下さい)
![](https://eggplant.ocnk.net/data/eggplant/product/20180517_863943.JPG)
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