繊細なフィリグリーのミニチュアの椅子。二人掛けの優雅なチェアです。
細く伸ばした銀線をクルクルと巻いて作り上げるフィリグリー(銀線細工)は、熟練した職人が作る工芸品。
フィリグリーは細かければ細かいほど、その性質上穴が空いたり破損しやすかったりするものですが、こちらはそのような箇所が見当たらない美品です。きっと大切にされてきたのでしょう。ドールハウスの中に飾られていたのかもしれません。
ヨーロッパ製(恐らくイタリア、ポルトガル、スペインなど)、1900年代前半頃のお品です。
裏面に950(銀の純度950/1000)の刻印あり。
フィリグリーは800や835の純度のものが多い中で、950のシルバーは色合いも明るく繊細さを感じます。
純度が上がれば上がるほど銀線が柔らかくなりますのでより細かな細工が可能となりますが、その分正確な技術が必要とされます。
美しい仕上がりにうっとりさせられる、素晴らしい工芸品です。
高さ4.8cm、横幅4.5cmとなります。
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