淡い紫のチェコガラスのミニロザリオとブック型ケースのセットです。
フランスの1900年初頭頃のお品となります。

ロザリオはお祈りのための聖具ですので、このような小さなものから大変長いものまで様々な大きさや素材のものがあります。
こちらはその中でも最も小さなタイプですが、ビーズの数は59個で欠損はありません。

ブック型のミニケースに刻まれているのはフランスの聖女テレジアです。
バラに包まれた十字架を抱えた聖女テレジアの周りには「幼きイエズスの聖テレジア」
の文字も刻まれています。背表紙もとても繊細で美しいですね。

聖女テレジア・・・フランスのリジューで24歳の若さで亡くなった19世紀末の時代の
修道女テレジア。苦しい闘病生活の中でも祈りの道に励み、宣教の保護者と言われ、
「小さき花のテレジア」「幼きイエズスのテレジア」と呼ばれています。
死後わずか26年目の1923年に列福、1925年には当時のローマ教皇ピウス11世により
列聖されました。

ケースの大きさは2,5×2,2cmです。
ロザリオの大きさは、クロスが1,5cm、輪の大きさは26cm、ガラスビーズは0,2cm。