木製のずっしりとした台座の上に立つ聖母子像です。
フランスの1900年代初頭頃のアンティーク。

釘で打ちつけられた金属プレートの文字は「カルメル山の聖母よ、
我らのために祈り給え」の意味。

こちらの聖母子像は、もともとはドーム状になったガラスに
包まれていたものと思われます。
（台座の丸い溝の部分が、ガラスがはめ込まれていた痕跡）

現在はガラスはなくなっているものの、石膏像の状態の良さから見て、
かなり長い間ガラスの中で守られていたものと思われます。
アンティークの趣きたっぷりの台座に対して、聖母子像の美しさが
際立つのは、そのような理由からです。

ダメージと言えるのは、聖母の冠の先端部分欠けぐらいです。
古い石膏像にありがちな、お鼻の部分の欠けもありません。
マリア様と幼子キリストの憂いを帯びたお顔も大変魅力的ですね。

高さ・・35cm（台座も含む）
台座の直径・・17cm

カルメル山の聖母・・・
1251年、イスラエルのカルメル山で 聖シモン・ストックの前に
ご出現し、スカプラリオによる救霊と 平和を約束された聖母マリア。
聖母と幼子イエスは、茶色のスカプラリオを手に掲げ持っています。

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