フランスアンティークの、木製フレームに納められた聖画です。
初聖体拝領の記念に贈られたお品で、下の方には1856年4月20日の日付のサインが入っています。

聖体拝領とはパンとワインがキリストの体と血に変化し、それを信徒が分け合う儀式のこと。
ワインの元である葡萄、パンの元である小麦、聖杯、神の子羊（イエスキリスト）、
たくさんの天使たち。そして最後の晩餐の様子も描かれています。

子羊は杖のような形状の十字架を持つ姿で表されることが多いのですが、こちらでは
首に剣が突き刺さっています。
下に書かれた文字から、「ヨハネの手紙一　5章6節」が引用されたことが分かります。
「この方は、水と血を通って来られた方、イエス・キリストです。
水だけではなく、水と血とによって来られたのです。
そして“霊”はこのことを証しする方です。“霊”は真理だからです。」
（ヨハネの手紙一　5章6節）

日本語訳を読んでも大変奥が深く、軽々に説明は出来ませんが、じっと見ているだけで
敬虔な気持ちにさせられる聖画です。

大きさは37×29cm。
厚手のカラーマットが使用されていて、丁寧に額装されたということを感じます。

＊こちらの額はゆうパックの送料、代引きの手数料も無料です