フランス1900年代初頭頃、ルルドのロザリオの聖母のメダイです。
片側には聖母マリアからロザリオを授かる聖ドミニコ（1170-1221）が刻まれています。
聖人の頭上には星が、地面には百合の花（純潔を表します）、傍らには天球と犬。
犬が何かを口に咥えていますが、これは火がついた木片（松明）で、主の犬（僕）のような意味があるようです。
犬の尻尾の右側に、かすかに彫刻家のサインが残っています。（読み取りは出来ませんでした）

反対側は「ロザリオの巡礼・ルルドの聖母」の刻印が周りを囲み、中央にはAVE MARIAのAとMのモノグラム文字。その周りにはロザリオがバラの花とともに表されています。
百合の紋様（フルール・ド・リス）の先端部分にも小さなバラが刻まれています。（ロザリオとは本来バラの冠、の意味）

細部までとても繊細で素晴らしいメダイ。磨耗が少なくとても良い状態です。
大きさは3.8×3.8cm、合金製です。（多少銀を含んでいるように感じますが刻印はありません）