フランス1800年代後半、ガラスに包まれたロケット型のメダイです。
表側は聖女ジュヌヴィエーヴ（St. Genevieve 419-502または422-512）、裏面には無原罪の聖母マリアが刻まれています。
リングを通す穴の横に、パリで製造された銀製品を表す「横向きのイノシシの頭」の刻印あり。

羊飼いであった少女の頃を表す糸巻を持ち、足元には羊と犬が刻まれています。
度重なる侵略の危機からパリの街を救ったという聖ジュヌヴィエーヴはパリの守護聖人として知られています。

大きさは1.5×1.2cm、厚みは0.5cmありますので、モーニング（MOURNING「喪、哀しみ」）ロケットとして作られた、遺物を納めるためのロケットと思われます。

（下記は以前当店で扱った聖ジュヌヴィエーヴのメダイです）

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