レオナルド・ダ・ヴィンチ作の「最後の晩餐」モチーフの盾。
フランスの1940-50年代頃のお品です。

向かって右側にはフランスの彫刻家Raymond Tschudin（1916-1998）のTschudinの刻印、
左側の「G.D」の文字は鋳造工房のサイン。
Raymond Tschudinは1940年代頃にフランス美術界の賞を数々受賞した彫刻家で、彫刻作品のほか宗教作品も多数製作しました。

大理石の板に打ち付けられたプレートにはFourviereの刻印が入っています。
（巡礼地フルヴィエールで巡礼者向けに製作されたものと思われます）
これまでもこの彫刻家の手によるフルヴィエールのメダイを何度か扱ったことがありますが、何か関わりがあるのかもしれません。

フランス・リヨンのフルヴィエール。ビザンチン様式の美しい大聖堂は1800年代後半から末にかけて建立されました。
ノートルダムの名の通り聖母マリアにささげられ、多くの巡礼者が訪れるフランスの聖地のひとつです。

画像のアンティークホーリーカードもお付け致します。
両方を見比べてみるのも楽しいですね。

盾の大きさ・・9.7×7.2cm、厚み1cm。
ホーリーカード・・12×6.7cm

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