厚みのあるブロンズに刻まれた細かな紋様の窪み部分に、不透明なガラスのエナメル（エマイユ）を焼き付けた大きめのロケットペンダントです。（日本の七宝焼きのような手法）
フランスの1800年代後期のお品。

こちらのロケットはモーニングジュエリーとして作られたお品となります。
モーニングとは「MORNING、朝」のことではなくMOURNING「喪、哀しみ」の意味。
アンティークジュエリーがお好きな方はご存知かと思いますが、モーニングジュエリーとは大切な人の思い出の品あるいは遺物（遺髪など）を宝石の奥にしのばせたり、ロケットに納めるなどして身に着けるためのジュエリーのことです。（入手時には中には何も入っていませんでしたが）

内部はガラスで仕切られていますので、ガラスの内側にお好きなものを入れてお使い下さい。
本体は大きさは3.5×2.7cm、カン（リング）は0.7cmとなります。（カンの部分にもエナメルが！）

表、裏、それぞれの面の配色が微妙に異なるという驚きの細やかさ。
ルーペで判別出来る程度ですが、ごく小さなエナメルの剥げがありますが、時代を考えればとても良い状態だと思います。ロケットの開閉にも問題はありません。

＊こちらのお品物は1万円以上ですので、レターパック、ゆうパックの送料、代引きをお選びの場合の手数料も無料です