少女聖マリア（キリストの母マリアの幼い頃）と、その母の聖アンナがモチーフの聖水盤です。
1800年代後期のお品。下部に大きなシェルの聖水受けが取り付けられています。

彫刻部分はメシャム（海泡石）。有名な「少女マリアに読み書きを教える母アンナ」の場面が刻まれています。
メダイなどでも度々取り上げられるテーマですが、手元に1枚だけ同テーマのホーリーカードがございましたので一緒にお付け致します。（画像のカード）

新約外典「ヤコブによる原福音」による伝承では、アンナと夫のヨアキムは老齢に達するまで子供がなく、初めての子供を授かることを天使から告げられました。
アンナは子供を神に捧げることを約束し、3歳に達したマリアをエルサレム神殿に奉献し神に感謝したそうです。
ヨーロッパや北米では聖アンナは大変人気のある聖人の中のひとりで、聖アンナに捧げられた教会や聖堂も多数存在します。（出産の守護聖人としても知られています）

木枠の彫刻（薔薇とロカイユ装飾）も素晴らしく、大きさは26×14cmとボリューム感があります。
裏側には壁に掛けるためのリングが付き。
木枠やオブジェの背景部分にはキズなどが見られますが、ガラス面やお二人のお顔、指先などとても良い状態です。

聖マリアと母アンナの彫刻作品は滅多に見つかりません。珍しい聖品をお探しの方におすすめ致します。

＊こちらのお品物は1万円以上ですので、ゆうパックの送料、代引きの場合の手数料も無料です