モルフォ蝶の羽根を使ったシルバーピンブローチです。
南米に生息するブルーモルフォ蝶は、宝石のような羽根の美しさから古くはヴィクトリア女王にも愛されていたとか。
1920年代に入りガラスの中に羽根を閉じ込める技術が確立され、ジュエリーとして広く普及したそうです。
1924年の大英帝国万国博覧会にてモルフォ蝶のジュエリーが出品されたことがその後の流行に繋がりました。
天然のモルフォ蝶はその後乱獲を防ぐために採取が禁じられましたので、モルフォジュエリーは11920-30年代頃のごく短い期間に作られたものということになります。
近年になって養殖されたモルフォ蝶を使ったアクセサリーも販売される様になったそうですが、今回ご紹介のブローチは1930年頃までに作られたお品です。

光の当たり方、見る角度によって明るさや色合いが変化するモルフォ蝶。
こちらのお品は明るめのトーンが華やかな雰囲気。縦の筋は羽根そのものの形状です。

モルフォ蝶のジュエリーは前述のようにイギリスで製作されたものが圧倒的に多いのですが、こちらは大変珍しいフランス製。
裏面のARGENT（フランス語の銀の意味）、菱形のメーカーズマークもフランスのシルバーアイテムの特徴です。

横幅7cm、モルフォ蝶の円形部分は直径1.5cmとなります。
ピン先を留めるストッパーが無いタイプのシンプルな作りですので、念のため落下防止用の小さなシリコンストッパーをお付けします。（画像のもの）

＊こちらのお品物は1万円以上ですので、レターパック、ゆうパックの送料、代引きの場合の手数料も無料です

（お隣のモルフォも同日掲載品です）