キリストの弟子のひとりである聖ヤコブ（大ヤコブ）のメダイです。
９世紀にその遺骸が見つかった場所スペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラは、ヨーロッパ各地からの巡礼の最終地点として知られています。

もう一つの側面として知られているのはスペインの守護聖人で「ムーア人（イスラム教徒）殺しの聖ヤコブ」。
スペインのキリスト教とイスラム教徒（ムーア人）との戦いの時に、白馬に乗った聖ヤコブが現れムーア人を殺戮し戦いを勝利に導いたという伝説から、ムーア人（イスラム教徒）殺しの聖ヤコブとも呼ばれています。
反対面は聖ヤコブ十字です。（赤の彩色あり）

ムーア人と戦う聖ヤコブ像

素材は真鍮にシルバープレート（銀鍍金）、大きさは直径1.6cm。
スペインの守護聖人ですが、恐らく製造国はフランスで1900年代中期頃のメダイと思われます。
聖ヤコブのメダイは巡礼者の姿、巡礼の象徴でもある帆立貝とともに描かれることが多く、ムーア人との戦いの姿を現したメダイは貴重品です。

他の2点も同日掲載品です