フランス1800年代中期〜後期、ロザリオの一部であったと思われるビーズ付きチェーンで繋がった十字架2点です。

大小それぞれの十字架の裏側には、キリストの受難具と呼ばれる磔刑の時に使用された道具が刻まれています。

大きな方の十字架は、底面のネジを外して開くことができます。
名前を書いた紙（聖人あるいは福者）の内側には、何らかの小さな聖遺物が納められたルリケールクロス。
縁に金彩が施された赤い紙を細長く切ってクルクルと丸めたペーパークイリング装飾は、主に当時の修道女たちの手により聖遺物内部の装飾に用いられました。
こちらのような十字架を始め、木製のガラスフレームや紙製の小箱などの聖遺物入れでも見かけることがあります。

ヨーロッパではペーパークイリング装飾の聖遺物入れはとても高価でなかなか手に入れる事が出来ませんでした。
今回は運よく仕入れる事が出来ましたが、次回は何年後にご紹介できるかは分かりません。
こちらのような聖品をお探しの方のお目に留めて頂けましたら嬉しいです。

大きな十字架・・6×3.5cm（上部の穴の部分は含まず）
小さな十字架・・3.5×2cm（上部の穴の部分は含まず）
十字架はブロンズ製。
ビーズは木製です。

＊こちらのお品物は1万円以上ですので、レターパック、ゆうパックの送料、代引きの場合の手数料も無料です