第一次世界大戦によって戦災孤児たちとなった子供たちのために寄付をしたり、その子供たちから花を買った人達に当時贈られたメダイ、レアアイテムです。

ベルギーの彫刻家Godefroid Devreese(1861-1941)のG Devreeseの刻印入り。(花売りの少女の脛のあたり）
こちらは第一次世界大戦末期1917年の作との作品記録が残っています。

1936年開催のベルリンオリンピックの時には、芸術競技に作品を出品した彫刻家だそうです。
（芸術部門の競技があったことが驚きです）

ブロンズの色合いが大変美しく、上部には聖母マリアの象徴でもあるユリの花が刻まれています。
孤児たちをマントで包み込む女性は、厳密には聖母マリアではないようですが聖母の慈愛と聖母を尊敬し慕う子供たちの様子が感じ取れます。
（私は救い慰める、の文字）
反対側は孤児の花売りの少女が刻まれています。（孤児の花、の文字）

ブロンズ製、大きさは2.8×2.2cm（上部の穴の部分は含まず）となります。
リングは後年のもので切れ目のあるタイプです。