ジャンヌダルクが表紙となったミニブック型のメダイです。
中を開くと、蛇腹状に折り畳まれた1914年のカトリックの典礼暦（聖人暦）が納められています。

細かく見てみますと、1914年のPaques（復活祭）は4月12日だったようです。
12月25日はもちろん「Noël」。

尚、表紙となっているジャンヌ・ダルクは（表紙は甲冑を身に付けた姿。反対側は羊飼いの少女の頃、森の中で大天使ミカエルから神の啓示を受ける場面と殉教者を表す百合の花）1909年にピウス10世により列福、1920年になってベネディクト15世により列聖され、聖人（聖女）となりました。
こちらは1914年の聖人暦ですのでジャンヌ・ダルクが聖人になる前、福者の時代となります。
そのため表紙にはなっているものの聖人暦の中には名前は入っておりません。（現在の聖人暦では5月30日がジャンヌダルクの日）

また、当店でもメダイなどで度々ご紹介しております聖フィロメナは11月14日に記載されていますが、1962年以降典礼暦から外されております。

カトリック教会の典礼暦は、1962-65年にかけて行われたバチカン公会議において大きく見直しが行われましたので、今回ご紹介の典礼暦の聖人たちと現在のものとでは異なる部分が多く見受けられます。
一つ一つ調べてみるのも楽しいですね。

素材は真鍮製。
大きさは2.5×1.7cmとなります。
表紙に磨耗が見られるものの、内部の典礼暦はしっかり読み取れます。

＊こちらのお品物は1万円以上ですので、レターパック、ゆうパックの送料、代引きの場合の手数料も無料です

画像のチェーンは別売りとなります